「ボサノヴァできますか?」
先日も体験レッスンがありました。お越しいただいたのは独学でギターを弾いている方で、普段は弾き語りでギターを楽しんでいるようでした。教室へお越しいただいた理由としては、「ボサノヴァをやりたいから教えていただきたい」とのことでした。私もまだまだ勉強中のジャンルではありますが、ボサノヴァに用いられる弾き方や鳴らすパターンをレッスンしました。
ひとつのコードを、分けて弾こう
ボサノヴァは、オシャレなカフェなどで流れているアレな音楽のことです。ゆるふわボーカルに乗った、心地よいリズムを刻むギター。本来はクラシックギターなどで演奏されるのが王道ですが、アコギでも十分にその雰囲気を楽しめます。
ボサノヴァは、いわゆるポピュラー音楽で使われるようなコードの押さえ方は使いません。どちらかと言えば、ジャズで使われる押さえ方に似た形で演奏します。また、鳴らし方も少々独特です。
たとえば6本まとめて押さえるコードがあったとして、その6本の弦を一気に鳴らすのではなく、一番太い弦だけ鳴らす→ほかの5本の弦を同時に鳴らす→一番太い弦だけ鳴らす…といった弾き方がよく用いられます。
ボサノヴァ=少々複雑な押さえ方+一番太い弦だけ鳴らす→ほかの5本の弦を同時に鳴らす。
少々乱暴ですが、ボサノヴァの大きな特徴としてはこんなところでしょう。
だいたいこんなイメージです☟
体験レッスンの1時間で両方をカバーするのは厳しかったので、コードは一般的な押さえ方にしつつ、ボサノヴァ風の鳴らし方を体験していただきました。ひとつのコードを、リズムを感じながら分けて鳴らす。これだけでもグッと雰囲気は出せますね!
深く知っていくとめちゃくちゃ楽しい!
ギターを弾き始めるきっかけがB’zだった私は、ボサノヴァはガッツリ通ってきたジャンルではありません。しかし、やりたいと言われたらそれはもう勉強します。
Kindleでボサノヴァギターの教則本があるか調べたら出てきたので、ただいま絶賛勉強中です。進捗率で言えばちょうど半分のところまで来ましたが、ギター演奏の解釈が一般的なロックやポップスと違っていて、とても楽しいです!!新たなきっかけをくれた体験者さんに感謝です。
ちなみに、今回の体験者さんはフレックスコースでご入会いただきました!一緒にボサノヴァを弾くのがこれから楽しみです!!