新しいアコギを買いました (2025.3.2投稿分)
過去ブログ投稿の再掲載です。
ギターが変わると見えてくるもの
ギター教室をはじめたころは、学生時代から使っていたギターたちで
レッスンをしていました。大体5~8万くらいの価格帯のものばかりでした。
けれどもギター講師を生業とすると決めたならば、少しでもいいギターを持つことで
見えてくるもの、伝えられるものがあるのかもしれない、そんな気持ちになりまして。
開校して1年ほどしたころに、はじめてプロが使うような価格帯のエレキギターを買いました。
見た目が同じものでも、値段にはとんでもない差があって、その差はいったいなんなんだと
悶々とした学生時代。憧れのメーカーのギターを手にして思う。やっぱり良い。
なんというか、音の伸び方、響き方、澄み方が違うというか。何を弾いても気持ちが良い。
調味料ガンガンに振りかけて味をごまかした料理よりも、上質な素材をふんだんに使用して
作った料理の味には敵わないような。そんな感じです。
何を弾いても「これこれこれ!」とテンションが上がる。狂ったように聴きこんだ名曲と
近しいニュアンスが自分の手から出せる喜び。自然と、ギターに触れる時間が増えました。
エレキの次はアコギでしょう
憧れのエレキギターを買ってから1年。
ありがたいことに、ギター教室を開校してから2年が経ちました。
1周年はエレキだったので、2周年はアコギだろうという暴論のもと、
プロが使うようなアコースティックギターを買いに行きました。
軍資金がこころもとなかったので、1本のギターを手にするために
学生時代から使っていた4本のギターとさよならバイバイすることにしました。
同じモデルをひたすら弾き比べてみた
車を飛ばして、まずは神戸でギターを買い取ってもらいました。査定の間に店内の
アコギを3本ほど弾かせてもらい、購入候補を定めました。
7丁目ギター教室は本部が兵庫にあるということもあり、教室の代表にオススメの楽器屋さんを
紹介してもらいました。大阪は梅田と心斎橋の三木楽器が良いとのことだったので、
回れる限りの楽器屋を回って試し弾きをさせてもらいました。
探しているのはGibson J-45。日本では吉田拓郎やあいみょんが使っている、王道の1本です。
神戸ですでに3本のJ-45を弾いており、大阪でも10本ほどのJ-45を
弾き比べさせてもらいました。
同じメーカーの同じモデルでも、一つ一つ音が違うんですよね。
弦の乗っかる部分のパーツが違っていることで音が違ったり、ボディに使われている木材が
違うことでも音が違ったりして、興味深く、おもしろかったです。
細かい仕様の違いも含めて知りたかったので、さまざまなタイプのJ-45を
弾かせてもらえたことは、貴重な経験になりました。
最終的には神戸のお店で買いました
最終的には、神戸で最初に弾いた3本のJ-45の中から選びました。
Gibson custom shop J-45 Red Spruce 2018年製

アコギはエレキと比べて、素材の味で勝負するところがあまりにも大きくて面白い。
持ち帰って家で弾いていても、毎日音が違うんですよ。
音色の変化も含めて楽しんでいこうと思います。
…梅田の三木楽器で弾かせてもらったサザンジャンボもめっちゃくちゃ良かったなぁ。笑