体験レッスンレポート「3度折れかけた心に、再び火を。こだわりのギターと挑む、新たな第一歩」

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「ギターは以前に3回ほど挑戦したんですが、その度に心が折れてしまって……」

そう苦笑いしながら教室のドアを叩いてくださったのは、今回体験レッスンに来られたビギナーの生徒さんです。

しかし、ケースから取り出された相棒を見て、私は思わず声を上げました。そこにあったのは、「コーヒーツリー」という珍しい木材を使った、最高にかっこいい一本!

ご友人のベース選びに付き添って神戸まで足を運んだ際、その美しさに惹かれて「勢いで買った」というエピソードを伺い、楽器に対する並々ならぬ情熱を感じました。

「一生懸命」が、逆に音を濁らせていた?

生徒さんの悩みは、Museの『Hysteria』を弾きたくても、チョーキング、オクターブ奏法で指が追いつかないことでした。

実際に弾いていただくと、非常に丁寧に、そして力強く弦を押さえようとされていました。しかし、その「まっすぐズドン」と力を込める押さえ方が、実は隣の弦に触れてノイズを生んだり、次の動きを遅くさせたりする原因になっていました。

そこで、今回のレッスンでは「省エネで綺麗な音を出す」ためのいくつかの魔法を提案しました。

  1. 「一点突破」の指先: 弦を面でプレスするのではなく、爪の先、骨の重心一点で捉えるイメージ。 これだけで「低温側の濁りが減った!」と、音の変化をすぐに実感していただけました。
  2. 「親指」という名の支え: 苦戦していたチョーキングも、親指をネックの上にしっかりかけることで、テコの原理のように楽に弦を押し上げられるようになります。 「だいぶ楽ですね」と生徒さんの表情が和らぎます。
  3. 「UFOキャッチャー」の動き: 横への大きな移動は、手首だけで振るのではなく、腕全体をアームのように動かすこと。 脇の空間を広げるだけで、操作性はぐんと上がります。

指のロスタイムを減らして「シャトルラン」!

特に盛り上がったのは、速いフレーズの攻略です。 一本一本の指を離してバタバタさせるのではなく、指を置いたままにする「芋虫」のような動きや、最短距離を行き来する「シャトルラン」の考え方を伝えると、「そんなに忙しくないですね!」と驚きの声が上がりました。

今まで独学で「難しい」と格闘していた部分が、実はちょっとした「体の使い方のコツ」で解決できる。そんな発見の連続に、ギターの音は一時間の中でどんどんクリアになっていきました。

意外な共通点!「同じ現場」の仲間として

レッスンの最後には、さらなる驚きが。 実はお互い共通の仕事先に縁があったことが判明! 「同士ですね」と思わず笑い合ってしまいました。交代制勤務という忙しい日々の中で、隙間時間を見つけて音楽を楽しもうとする姿勢、本当に素敵です。

自分一人で動画を見ているだけでは、実際どう弾いているのか分からなかった。今日でだいぶ前に進めた気がします」。

そんな言葉をいただけて、私も胸が熱くなりました。

折れかけた心は、正しいコツと、少しの遊び心があれば何度でも復活します。

素敵なコーヒーツリーのギターで、次はどんな曲を奏でてゆくのでしょうか。今後がとても楽しみです!

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真鍋 貴行
真鍋 貴行
7丁目ギター教室 新居浜校 講師 | studio-em 代表
音の楽しさを届ける/文章でつなぐ/映像で伝える。 ギター講師・ブログ制作・PR動画制作を通じて、表現する楽しさを届けています。 ▶ 講師挨拶はアイコンタップ
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