クロネコ・アミーゴ

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黒歴史として過去に紹介した、不動産会社勤務時代のこと。
いくつかの黒歴史エピソードの中でも、今でも心に刺さったまま抜けないお話を。
情けないぜ 助けてくれ
朝から会社の使いっ走りで新居浜市内を走り回っていた日。
運転中、妙に加速が悪いのを感じました。
「さっきまで50km/hで走行していたのに、今はアクセルを踏んでも踏んでも30km/h程度しか出ない…」。
そんな違和感のあと、すぐに車の右後方からバウンバウンと鳴る異音と振動が。
嫌な予感が胸をよぎりました、もうダメかもしれないミ・アミーゴ。
しかし気づいた時には路肩に止められるような道ではなかったので、しばらくは無理やり車を運転し続けました。
異変に気づいてから2キロ程度でしょうか、異音と振動をどんどん大きくしながらなんとか車を停められる場所まできました。
恐る恐るタイヤを確認してみると、案の定タイヤがパンクしておりました。右の後輪。
会社までは5キロ程度あるし、車での移動もこれ以上は控えた方が良い…。
そもそもガッツリパンクしている状況です、とりあえず部長に電話しました。
私「すいません、車がパンクしてしまったのですが…どうすれば良いでしょうか」
部長「はぁ?とりあえず頼んだ仕事は済ませろ。」ガチャッ。
2人を裂くように 電話が切れた
SI……。
目の前が真っ暗になりました。
車を置いて会社へ帰るわけにもいかず、かといって会社へ帰ったとしても帰宅の足は無い。
何より、勤務中にそんなヘマをしてノコノコ帰ったら怒号が襲ってくる。
帰りたくない…。

部長に突き放され立ち往生してから5分ほどでしょうか、1台の車が私の横を通り過ぎ、すぐ停まりました。
「兄ちゃんそれパンクしてもーてるやん!近くに知り合いの修理屋あるけど声かけてみよか?」
クロネコヤマト宅急便に乗った男性でした。
ありがとうございました。
既に精神的に参ってきたころだったというのもあるかもしれませんけれども、こんなにあたたかい声をかけてくれたと感じたのは、当時新居浜に来てはじめてのことでした。
修理屋はパンクした場所から1キロ程度の場所で、七宝台の峠を越えたところにありました。
クロネコヤマトのトラックの後をパンク軽自動車で必死について行き、すぐにタイヤを交換してもらいました。
「タイヤに釘がささっとるね~」と、修理屋さん。
そういえば、細道を色々走っていた時に資材置き場の横を通り過ぎたことを思い出しました。
おそらくあの資材置き場の近くに、釘が落ちていたのでしょう。
無事にタイヤを交換することができて安堵したのか、そこから先の記憶は覚えていません。
修理中にクロネコヤマトさんはその場を立ち去ったようで、ろくにお礼も言えないまま、それっきりです。
リライアブルさん、すぐにタイヤ交換をしていただきありがとうございました。
何よりもクロネコヤマトさん、あの時は本当にありがとうございました。
もう、8年も前のことです。今からでも、どうにかしてお礼を伝えられると良いのですが…。
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心に残るいいドラマでした、「野ブタ。をプロデュース」。

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