Fの壁とハクナ・マタタ

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ギターを始める人が必ずといっていいほどつまずくコード、F。
押さえる指の力加減がすべて揃わないと音が鳴らず、ビギナーの大きな壁となります。
Fのおもひで
私自身、Fを弾けるまでに1ヶ月はかかりました。教則本を見て挑戦したもののまともに音は出ず、そのまま拗ねてギターを置きました。
当時は教則本しかギターを教えてくれるものがなかったので、モチベーションも低いものでした。教則本にも飽いたときには、好きな歌を思い浮かべて、適当に指板の上から音を探して弾きました。サビ部分を弾くために、2時間くらい音を探さないと見つけられませんでした。あまりにも非効率でしたが、とにかくそれが当時の私の練習法でした。
Fとエンカウントしてから1ヵ月ほど経ち、気まぐれに「もう一度やってみるか」とふと再挑戦したあるところ、なぜかすんなり鳴らせたのを覚えたんですよね。不思議です。こういうことはFに限らず、その後もちょこちょこ起こりました。
一度弾いてみてダメだったからといって、諦めるのはもったいない。気の向いたときにまた挑戦してみる。それもダメだったら、もっと放置して寄り道しても良い。そんなことに気付いたのです。ハクナ・マタタの精神です。
ギターを弾くうえで、ハクナ・マタタはとても大切です。一度見ておきましょう。そして歌いましょう。
ハクナ・マタタ~愛のメッセージ
私の教室ではFを導入する時には、簡略化した押さえ方から説明します。それもよくある「省略F」のようなものではなく、もっとそぎ落としています。レベル1の押さえ方から一つずつ指を足していきまして、正しい押さえ方であるフォームは、レベル5です。
もうそれくらい、本当にじっくりと時間をかけてFはレッスンしています。レベル1からレベル5までたどり着くまで、半年~1年かけてもいいくらいには難しいです。しかし、ハクナマタタを忘れなければ、誰でもFにはたどり着けます。
未経験からギターに取り組む生徒さんに向けては、大抵はG、Em、C、D7の順番で、演奏する楽しみを最優先にしながらコードレッスンをしています。コードを鳴らせるようになるまでにはもちろん個人差もあります。しかしペースの違いや多少の粗があっても、いろんなフレーズを弾くうちに自然と矯正され、みんな上手に弾けるようになる。と、私は考えています。
ハクナマタタを忘れてはいけないので、もう一度見てみましょう。そして歌いましょう。
ハクナ・マタの消失
先月から、月8回コースで通ってくれている生徒さんがいます。この生徒さんはギター未経験ながらとにかく研究熱心で、その探求心には毎回驚かされています。
この生徒さんにも私は、他の生徒さんと同じような判定基準でコードレッスンをしようとしていました。しかしこの生徒さん、自分にメチャクチャ厳しい。
上記のG、Em、C、D7あたりのコードは、各コード1レッスンか2レッスン程度で大体形になっていく傾向があるのですが、こちらの生徒さんは違います。何度弾いても、自身の音に納得できていないご様子なのです。
私からすれば、各コードを最初に鳴らした瞬間から及第点の音がしていました。「あとは他の実践フレーズも交え、ゆっくり上達していけば良いですよ~」と伝えたものの、来るたび来るたび同じレッスン内容を希望して取り組む。その数なんと10レッスン。
いやぁこの精神力、本当にすごい。ハクナ・マタタはお呼びではないようでした。
Fの壁
そしてこの生徒さんにも、とうとう立ちはだかったのです。「ウォール・F」です。Fの壁です。もちろん導入はレベル1から。以下、( )はレッスン中の私の心の声です。
レベル1、なんなくOK。(まぁこれならね。)
レベル2、するっとOK。(おお、やるじゃない…)
レベル3、しっかりOK。(初見でこれはすごい!)
レベル4、じっくりOK。(え…いやいやいやまさかそんなうん)
レベル5、澄み切った音で鳴りました。「嘘やん!!??やば!!!!」
普段から他のコードでとんでもなく研究しながら音を鳴らしているためか、初めてF コードを導入した時、すぐにレベル1~レベル5まで、すべての押さえ方でF を鳴らしきったのです。
これには本当に驚きましたよ。思わず心の声が実体化しましたからね。実体化した次の瞬間、思わず拍手をしていました。険しい表情で挑んでいた彼女も、音が鳴った瞬間に満面の笑顔へ。その場に生まれた空気は、まさに奇跡のようでした。
ハクナ・マタの激唱
ギターは簡単ではないけれど、その分「できた瞬間」の喜びは格別です。
ひとつの音が心を動かし、忘れられない時間をつくってくれる。
この教室で大切にしているのは、そんな瞬間を一緒に味わえることです。
ハクナ・マタタで弾くもよし、ストイックに挑むもよし。個人的にはハクナ・マタタ推奨です。2回もハクナ・マタタを一緒に歌ってくれたみなさんなら、もう大丈夫。最後に、ハクナ・マタタを思い出しましょう。そして歌いましょう。
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