初めての一本はどれを買う?——「激安ギターはギャンブル」である理由

当校の体験レッスンで「楽しかった!」と言っていただけたとき、大抵の方から相談されることがあります。
「どれくらいの価格のギターを買えば良いですか?」。
今回の記事では、1000時間近いレッスンを通して見えてきた「初めての一本」に関する、ある傾向について解説していきます。
結論だけ先に言うと、「激安ギターはギャンブル」です。では行ってみましょう!
「激安ギター=ギャンブル」である理由

レッスンを通じて様々な入門用ギターを見てきましたが、まずこの言葉をお届けします。
「激安ギターはギャンブル」です!
ここでいう激安ギターは、新品かつ本体代金10000円以下で販売されているものとして定義します。
今やアマゾンで最安値のものを探せば新品でも6000円前後でアコギが買えます。しかし!
激安ギターは、基本的に突貫工事で作られたと思ったほうがいいです。
当たり外れが非常に激しく、全体的な調整が明らかに足りていないまま売りに出されているものが、普通に存在します。
弾きやすいものも、あるにはあるのですが…レアですね。それがギャンブルたる所以です。
ギター以外で例えてみましょうか。
たとえばあなたが自転車を買ったとします。
サイクリングで運動になるだとか、通勤通学に使って交通費を浮かせられる!だとか、期待に胸が膨らんでいる時、こんなものが届いたらどうでしょうか。
サドルの高さが調整できない、どう頑張っても足が地面につかない、5分も乗っているとみるみるうちにタイヤの空気が抜けていく——。
そんな代物だったとしたら、自転車に乗るのが苦痛になりませんか?
また、交通事故の発生確率も圧倒的に高まりますよね。
似たようなことをギターで経験したく無いのなら、購入はおすすめしません。
5分として弾き続けることが厳しいものも平気で出てきますから。最悪手と神経を痛めますよ。
インテリアに買うなら止めませんが、弾けるようになりたくて買うのを検討してるのならおすすめしません!
激安ギターの傾向を一応細かく説明しておくと、こんな感じです。
- 弦高が高すぎて、指が痛い。痛いから続かない
- チューニングのピッチが合わず、どう頑張ってもコードが濁る
- ペグが滑って、合わせたはずのチューニングがすぐに崩れる
未経験なら、「フリマアプリ・リサイクルショップ」での購入は避けよう

アマゾンがダメならフリマアプリだ!となる気持ちはよくわかりますが、ちょっと待ってください。
個人間売買やリサイクルショップで売られているギターは、実際に買ってみるまでどんな状態のものか本当にわかりません。
今度は車を買うときに例えましょうか。
中古車を買いに行ったとき、現地のスタッフが伝えるべき修復歴を黙っていたり、そもそも不調に気づけないスタッフから安心して買えますか?
出品している側が楽器について詳しくないことも多く、何か不具合があってもそれに気づかないまま販売していることもざらにあります。
安かろう悪かろうの典型例です、素直に新品の入門ギターを買うことを強くおすすめします。
ちなみに、安いからと言ってリサイクルショップのジャンクコーナーに置いてあるものに手を出すのは最悪です。
ジャンク品は確かに安いですよ。しかしジャンク品は基本的に自分で修理など、なんとかすること前提で並べられています。
だからこそ、破格の値段で並べられているのです。
ちなみに経験者がフリマアプリなどを通じ、賢く買い物するのは全然OKです。
また、親身になってギター購入に付き合ってくれる経験者が近くにいるのであれば、一緒に買いに行くのも良いでしょう。
あくまでも、ギターについて何もわからない人が一人で激安ギターを買うのは危険が高いということです。
ちなみに、私ならこのあたりを勧めます。


入門ギターは大体2万円前後で品質が安定してくると思います。新品1万以下のギターは…当たりを引けるとラッキーですね。
そうは言っても、初期投資は安くしたいあなたへ

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また、ギターを買いたいときにお声掛けいただければ、楽器屋へ馳せ参じますよ。
実際に生徒さんのギターを一緒に買いに行った事例も増えてきました!

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