一説によれば、私にはイタリアンの香りがするらしい
私がまだ、地元・香川の飲食店で働いていたころのお話。
多分25歳とかそれくらいだったと思います。
詳しい話は過去の記事を参照していただければ。
単身赴任状態で香川に居た私は、新居浜に住む当時の家族と暮らすため、愛媛で正社員の仕事を探していました。
当時の私は大学中退→不動産会社試用期間切り→飲食店勤務というあまりにデストロイな職歴でしたので、新居浜でも飲食業界で働くのかなぁとぼんやり考えたことがありました。
けれども、悩んでいても仕方ない。
当時の妻の勧めで、占いに行って聞いてみることにしました。
やってきました高松の商店街、占いの館。
厳かな空気と胡散臭さが50:50な空間でした。
占い師に当時の身の上話をざっくりと伝え、一番聞きたい質問をぶつける。
「自分に合っている仕事とか、業種とかって見えますか」
「はい…はい…はいはいはいはいはいはいはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい。」
威厳と恐怖が50:50な占い師に恐れ慄きながら、
「み、見えました…?私の適職…」
「はぁい。」
「え!…それで、どうでしょうか…」
「ええ…。あなたはね、
イタリアンの風が吹いているわ。香るわ。」
(イタリアンの風…?)
「あなたパスタとか作るでしょう?」
「はい、結構作りますね」
「だからよ。あなたにはイタリアの風が吹いているわ。イタリアンのお店になさいな」
「そうなん、です、ね…?イタリアン…?」
「イタリアンよ。その態度、図星でしょう?」
なんでこの占い師はこんなに強気なんだと思いつつも、まぁパスタはよく作るので次の言葉を待つ。
「ほらね。あなた、パスタは特に何を作るの?」
「えーと、ナポリタンが多いですね」
「ほらご覧なさい。イタリアンよイタリアン!次の仕事も、実はもう目星はつけてあるでしょう?」
「そうですね、新居浜の結婚式場で調理スタッフとかどうかなと考えてはいます」
「ナポリタンがあなたをそこへ呼んでいるわ!迷わずそこへ行きなさい」
「わ、わかりました。ありがとうございました」
そんな感じで占いを終えたのですけれども。
あんまりにも自信たっぷりな占い師さんにはとても言えなかった。
占い師さんよ、
ナポリタンって日本発祥なのよ。
100:0で和食なのよ。
絶対口から出まかせじゃねーか!!!!!あんまりだ!!!!!!
でも占い自体は楽しかったですよ、ぜひ一度行ってみてください。
〜あなたにもきっと、どこかの風が吹いている〜

