「ギターは何歳から?」に本気で答えてみたら、10代がいちばん尊かった話
「ギターって何歳くらいから始めるのが良いんですか?」
これ。めちゃくちゃ聞かれます。
私の場合は、高校入学の直前にギターを手に取りました。15歳でした。
結論だけを述べますと「何歳からでも良い」、というのは大前提の上で、もう少し目線を深掘りして、何歳がベストか?を考えて行きます。
始めること自体は、早いに越したことはない
何事においても、物事を始める際は早いに越したことはないわけです。
ギターを最速で始めるならば、小学生でもスタートできます。
現に、7丁目ギター教室新居浜校では小学校低学年から通われている生徒さんが何名もいらっしゃいます。
低学年の頃はミニサイズのギターで楽しんで、高学年あたりで大人と同じサイズのギターに持ち替えるのも良いでしょう。
小柄な方の場合は、ミニギターでも抱えきれないこともあるかもしれませんが。
そんな時はウクレレを手に取ってみるのも良いですね。音色も可愛くておすすめです!
何かを始めるのに、早いに越したことはない。そして、遅すぎることはない。
ここでは「年齢の早さ」という話をしてきましたが、もうひとつだけ、どうしても伝えたい点があります。
ギター演奏の花形といえば!!

そう、文化祭です。
文化祭のステージでのギター演奏・バンド演奏は、間違いなく学生の特権です。
余談ですが、私は高校3年の文化祭でバンド演奏をしたくてしたくて、文化祭の実行委員長になりました。
クラスメイトには「絶対ステージに立つから!」と吹聴して回り、本番に向けてバンドメンバーの家で練習しておりました。
しかし、結果的にはバンド演奏はできませんでした。
理由?
校長がバンド嫌いだったからです。ホーリーシット!!!!
今ならゲリラで路上ライブでも企ててやるのですが、当時はいい子ちゃんだったもので…。
文化祭何やったっけ?アイス?焼きそば?憎しみのあまり何やったか全く覚えてねぇや。
話が逸れてしまいましたが、ギターを始めるのにくれぐれも年齢は関係ありません。
しかし、文化祭のステージに立つのが学生の特権であるということを踏まえるのであれば、10代のうちに始めるのがベストかと思います。
もっと言えば、中学に上がった頃にギターを始めるのがベストかと!
何かとちょうどいいんですよね。
部活動なるものが始まる頃ですから、皆何かしらのことを授業終わりに取り組んでいるわけで。
その時間をギターに充てるというのは、大いにアリだと思いますね。
中学校に軽音楽部があるならそこに飛び込むも良し。帰宅部として真っ直ぐ家に帰って、練習するも良しですから。
高校からギターを始めて文化祭を目指すよりも、中学からギターを始めておいた方が当然上手くなります。
なんなら高校まで待たずに、中学の文化祭ステージに立つことだってできます。
そして何よりも、中学になれば自分の意志で音楽を聴き漁るようになります。
10代の頃に聴いた音楽って、やっぱり特別じゃないですか。
将来に悩む。誰かを想う。葛藤の連続である10代に、音楽を演奏する喜びをギターは教えてくれます。
いろんな感情を音楽に重ねて過ごす10代にギターを始めるのが、個人的にはベストですね。
もしタイムスリップできるなら、私は中学一年でギターを始めると思います。
結論のようなもの
結局のところ、ギターを始めるのに「遅すぎる年齢」はありません。
何歳からだって始められるし、何歳からだって楽しめる楽器です。
でももし、「いつが一番いいの?」と聞かれたなら――
私は迷わずこう答えます。
ギターは何歳からでも始めていい。
一番良いのは、“弾いてみたい”と思ったその瞬間です。
ただ、そこにひとつだけ付け加えるとするならば。
もしあなたが、これを10代で読んでいるのなら。
もし選べるなら ―― 「感情が一番揺れる10代」に触れてほしい。
文化祭というステージに立てる時間は、想像以上に短いです。
10代で触れる音楽は、想像以上に一生モノになります。
だから私は、
「できるだけ早く、できれば中学生から」ギターに触れてほしいと思っています。
そして、これを読んでいる大人のあなたがギターを手に取ったとしても、全く遅くありません。
「始めておいて本当に良かった」と思える瞬間が、きっと来ますよ。
少なくとも、15歳でギターを始めた私は、大人になってからの方が、ギターに救われることが多くなりました。

