100の質問が、7丁目ギター教室代表の一言で消えた日
今年の3月。2泊3日の電車旅をしてきました。
会いたい人に会いに行くをテーマに、青春18きっぷを利用してのんびりと行ってまいりました。
電車旅の最終日には兵庫県へ赴き、7丁目ギター教室の代表と昼食をご一緒させていただきました。
愛媛在住の身の私としては、滅多に会うことができない激レアの機会。
ギター教室をやっていく上で湧いてきた、様々な疑問・質問を大量にリストアップしてぶつけてきたのですが…。
100を越える質問の全てを一言で粉砕される
電車旅はもうとにかく、移動時間がめちゃくちゃ多いです。
青春18きっぷは全国の快速・新快速までの列車に対して乗り放題となる切符であるため、特急や新幹線は対象外です。
2泊3日の旅程の大半は移動時間であるため、その間はひたすら好きな曲を聴き倒すか、代表への質問を考えていました。
7丁目ギター教室の最大の特徴の一つに、生徒さんのやりたいことに徹底的にフォーカスすることが挙げられます。
大手音楽教室のようにテキストありきでレッスンを行うわけではないので、レッスン内容は生徒さん一人一人違います。
どんなレッスンを提供するのが最善であるのか毎日考えながら取り組んでいると、「この場合、代表ならどうするのだろう」と気になることも膨大に出てきました。
レッスン内容が多岐に渡れば代表への質問も多岐に渡り、数えてみれば100以上の質問が思い浮かんできました。
そんなこんなで兵庫県に着き、代表と喫茶店のテーブルに着く。
挨拶もそこそこに最初の質問を投げかけた時、「その生徒さんが最大限楽しんでくれる内容のレッスンを届ける」という旨の言葉をいただきました。
その生徒さんが最大限楽しんでくれる内容のレッスンを届ける…。
…ん?
これ、悩んでいること・聞きたいこと全部の質問に対しての回答になるのでは?
100以上の質問が一瞬で消え去った瞬間でした。
個人的な不安もありながら…
おそらく私は、100以上の質問に対して「この場合はこうした方がいいよ」という道標のようなものを聞き出せたらと思っていたのだろうと思います。
7丁目ギター教室は、あくまでも兵庫県で興ったものです。
代表にとって心から大切なものであろうものに対して、私のようなポッと出の捻くれ者が「看板を背負って運営している」わけですから、実は不安も色々あります。
そのため、代表とは年に一度のペースでお会いしています。
私の思考と本部の意向が違う方に向いているかもしれない怖さを、私は常に感じているからです。
そんな私に対して送ってくれた言葉が、
「その生徒さんが最大限楽しんでくれる内容のレッスンを届ける」。
ハッとさせられると同時に、「もっと主体的に取り組まなければならない」と身が引き締まる思いがしました。
現状維持の先に待っているのは衰退
3月の末に代表とお会いしてから、はや8ヶ月が過ぎました。
会話の中には「事業を本気でやるなら正社員との掛け持ちは良くない。自営業のマインドが育たない」ということもおっしゃられていて、その後電車旅から帰ってきた私は、翌日出勤したタイミングで課長に辞表を提出しました。
4月いっぱいで正社員を退職し、それまで副業であった7丁目ギター教室新居浜校が、私の主な事業となりました。
そこからは自分のやりたいように、思うようにやってみる毎日を過ごしています。
5月には現在のブログ体制となり、8月の中旬から今日まで毎日更新をしています。
時折不安に駆られることもありますが、とりあえずは半年ほど生きながらえました。レッスン100時間へ向けて頑張っています。
けれども、最近は少し保守的になっていたかもしれません。
現状維持の先は、衰退しか待っていないはず。
代表からも、『「このままうまくいってくれたら…」と甘えていたら、衰退しますよ』と会食の時に言われました。
これ、ホントだと思います。思い当たる節がありすぎる。
もっと攻めの姿勢で変化を恐れず、ガンガン動いていかないといけないですね。

